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「水」の話

次世代までおいしい水を・・・ 水源保護
安全でおいしい水を将来にわたって安定して供給していくためには、水源涵養林を保護していく必要があります。特に、保水能力の優れているブナを保護あるいは植林することにより、山林の持つ水をしみ込ませ貯える機能を向上させることで、水源として安定した水量の確保が可能となります。また、ブナの植林は水源汚濁の防止や水害の防止につながり、将来にわたっての水資源確保に寄与するものであり、まさしく「緑のダム」を整備していくものです。



ブナの植林事業●植林事業について
   青森市では、おいしい水をいつまでも守り、育んでいくため、平成4年度から市民の皆さまと共に、「水と森を守る運動」として、横内川の集水区域内に植林を行ってきました。
   この植林事業は、多くの市民の皆様のボランティア活動と寄付金に支えられながら、平成21年度までの18年間で46.5ヘクタールに174,000本の苗木を植栽し、無地終了しました。
   横内川集水区域にける植林活動は、平成21年度の4,000本の植林をもって終了することとなりますが、この「水と森を守る運動」は、今後も天田内地区の水源保護区域で引き続き市民の皆さんと共に続けていくこととしています。
   当組合も平成5年、および平成12年組合設立40周年記念事業においてもブナ「苗木」を寄贈いたしました。

●ブナの能力
  ブナの木々におおわれた森の土は、毎年、秋になると木から落ちる枯れ葉によって、柔らかいふかふかしたスポンジ状の膨軟性の高い地面になります。この膨軟性の高い土は水を貯える保水能力にたいへん優れています。
  また、ブナは50年位で成木になり一本の木が貯め込む水の量は277リットルとたいへん高い保水能力をもっています。

●ブナの一生
開花  4050年  (成木)
結実  6080
平均樹齢  200
実測された最高樹齢  450
※参考
静岡県函南町の函南原生林
樹高25m、幹の周囲6.4m、直径2m、樹齢700年(推定)
ブナの木と八甲田山




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